昨晩OTOTOYからダウンロード。OTOTOYはこういったメジャーでは絶対に流通しないような音源まで取り扱ってくれるので、ある意味穴場的存在だったりもする。たまにチェックすると面白そうな音源が出ていたりするんだよね。
ということで、本作。INO hidefumiに関してはもうわざわざ説明するまでもなく。ところが、そのINO hidefumiのサウンドが主体というわけではなく、あくまでも奏者3人がアンビエントにDSD128の空間を飛び交ったり、居座ったりしながらサウンドスケープを作り出すという手法。音楽を聴く、という方法もあるけれども、音を聴く、という方法もアリなこの作品。どう考えても万人に勧められる音楽ではないけれども、DSD128の可能性と「音ときどき音楽」という音の編み出す空間を楽しむための音源。どこかユーモラスで、それでいながら、ちょっと寂しい感覚に襲われるような、そんな不思議な体験をしたければ是非。
『INO hidefumi + jan and naomi / Crescente Shades (5.6MHz dsd + mp3) - OTOTOY』