先週のサンソンで表題曲が流れ「ん?んんん?」と心に引っ掛かるものがあったので発注。本日到着。
で、早速再生してみると…美しい。何、このどこまでも突き抜けるようなすがすがしさと、両立するメランコリーな雰囲気。ソングライティングの妙はもちろんのこと、何よりも演奏、アレンジが素晴らしすぎる。もうこの位置にはこの楽器しかないだろうという絶妙なポジショニング。過剰にならず無駄もなく、曲を包み込むように展開される演奏。本当に素晴らしい。全体的に漂う繊細さも、おそらく70年代後半のブリティッシュポップ独自の空気を現わしているのだろうな。雰囲気はウェットなのだけれども、音は乾いているという不思議な二律背反感。素敵です。
この路線が次作まで発展的に続くと言うことなので、それも発注。こんなCDが1,000円ちょいで買えるなんて、素晴らしい時代だ。リアルタイムで聴く音楽もいいけれども、後追いで発掘発見する音楽というものもまたよろしいものでして。