音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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" title="プレゼンス " class="asin">Presence / Led Zeppelin (1976/2015 ハイレゾ 96/24)

Led Zeppelinは少しお休みしようと思っていたのだが、アーティスト自身が最高傑作だというので「そりゃぁ、聴いてみないとね」ということで購入。HDtracksは2枚で15%OFFというあこぎな商売に走ったので、国内配信業者からの購入。

さて、蓋を開けてみると、これが実に渋い。非常に渋いロック。激シブですよ。楽曲のバリエーションが「あ、Led Zeppelinだ」と言える内容で構成されているけれども、その一つ一つがじっくりと煮詰められたような味の濃さ。ロックな物はより重く、ブルージーなものはよりブルージーに。これは1発聴いただけでは、その本領は発揮されない作品だわ。そう言った意味でもやはりこれはLed Zeppelinのアルバムなのだな、と。

これで自分としての「聴いておくべきLed Zeppelin」は一通り聴いたことになるので、あとはどこまで自分の中で上手いこと発酵するかどうかですな。その辺がリアルタイムや若い頃にLed Zeppelinを聴いて刺激を受けた人間と、後追いで耳学問として聴いておこうとしている人間とのスタンスの差なのでありましょう。ロックの歴史の一端をひもとくという意味では、非常に意味のある、自分にとってはいいタイミングでのリマスタワークスでした。70年代ロックをハイレゾにする意味というものについても、色々と考えさせられたしね。