全くもってノーマークだったのです。HDtracksで新譜が一気に解禁される金曜日の晩は「いい音楽」漁りの時間でもあるわけですが、その中で、たまたまDSDという表記に惹かれて試聴をし「あれ?これはもしかして?」という直感めいたものを自信として購入してみたら…良い!極上の大作志向ポップス。ポップスと言っても陽気なポップスというわけではなく、いかにもイギリスなウェットなポップスなのだよね。だからどこか鬱蒼としたと言うか、鬱々とした雰囲気もどこかに残しつつ、それでも40分を一気に聴かせる膂力のようなものを兼ね備えていると率直に感じた次第。
この作品はもっともっと聴き込んで行きたいと思った所存。