部屋の電気を落として、しばしリスニングポジションで鑑賞。トリオならではの音の隙間が生かされて、スピーカーからいい音が飛びだしてくる。このスピーカーはお師匠様のハンドメイドだけれども、スピーカーケーブルを交換するまでは過小評価していたのだよな。「あれが鳴らない。これが鳴って欲しい」とないものねだりばかり。ところがケーブルを交換したら、途端に出音が生き生きとして、アンプとスピーカーの本来の力を引き出すに至ったという、本当に猫に小判状態だったと。
で、ウットリと言いますか、じっくりと音と向き合う時間を設けられたことは、実は自分にとっては良い効果があって。音で頭がマスキングされていたのかと思っていたけれども、いやいやどっこい、音とそもそもしばらく向き合ってなかったなということを痛感させられた次第。音に向き合えば頭も回る。いい時間を過ごせました。