音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

超いきものばかり〜てんねん記念メンバーズBESTセレクション〜 / いきものがかり (2016 FLAC)

先日、前回のベスト盤を聴いていきものがかりに対する色眼鏡が外れたのでニュートラルな耳で聴けるだろうと思い借りてきた次第。でも4枚で6時間というのは想定してなかった…。

ということで、Disc1。いきものがかりはデビュー以来あまり大きな変化のない、常に安定したJ-POPのプロバイダーだと思っていたのだけれども、ボーカリストの表現力と言いますか、声質が大きく変化していることにまず驚く。

そしてJ-POPの王道とも言える毒気のないメロディは、聴いている最中は「なかなかいい曲じゃん」と思わせておいて、次の曲になると「あれ?さっきの曲ってどう言うメロディだったっけ?」というくらいに、すんなりと耳から消えていくのも特徴的なのではないかと。だからこそ聴き手にとっては楔になる曲もあったり、さらっと聴き流せる曲もあったりと、バラエティに富んだ結果になることになるのだよね。

ミュージシャンクレジットを読んでいくと「ああ、いい面子を使っているなぁ」と思わせる辺り、演奏でもしっかりと聴かせることに重きを置いていることがよく分かる。それはアレンジャーの総力祭であるところのいきものがかりの真骨頂なのかもしれないけどね。

引っ掛かる人にとっては引っ掛かり、引っ掛からない人にとってはするっと通り過ぎていく存在、それがいきものがかりの本質でもあるのでは?などと思いながら聴いていたわけであります。