音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 / グルダ, シュタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1970/2013 CD-DA)

先日、クラシックの師匠様の元へ行った際に仲道郁代の同タイトルを持ち込んで、ピアノの奏法についてレクチャーを受けたのであります。主にピアノの粒立ちとペダルの使い方について教わってきたのだけれども、仲道郁代は音が非常に甘いと言うことがよく分かった次第。ピアノの音の立ち方を教わった後では、仲道郁代は自分の好みではあっても、プレイとしては少し甘やかし気味なのでは?と言うところまで感じ取れるようになってしまいましたよ。

その点、ここで聴けるグルダの演奏はオーケストラの一部になりながらも、ピアノとしての存在感がしっかりと主張されているプレイなので、聴いていて実に勇ましく、それでいて指が流れるように動いている様が手に取るように見えて面白い。

やはり先達はあらま欲しきことなり、ですな。学習しました。グルダのピアノ協奏曲は大切に聴いて行くことにしよう。