音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

camomile Best Audio 2 / 藤田恵美 (2016 SACD)

前作のSACDを持っていた身としては、最新作も聴いておかないとね、程度でお試しに借りてみた次第。

前作に比べて、藤田恵美の英語の発音が随分と良くなっている(ある意味アジア系の英語に聞こえる)ことと、録音がえらくこってりとしていることが一聴して分かる。そして何よりもスペック至上主義な録音であることよ!音楽を楽しむためのディスクと言うよりは、明らかに(もちろんそこを狙って作っているのだろうけれども)オーディオファンに向けた、録音を楽しむためのディスクと言える。

ボーカル、生々しいです。楽器の定位、ハッキリしてます。低域、グンと伸び出ます。

でも、それ以上でも以下でもないんだな、これが。SACDかつ邦楽ポピュラーのディスクという物は数少ないので、そう言った点では貴重な存在ではあるけれども、少なくとも自分の趣味ではないなと再認識した次第。だからこそ、前作もドナドナしちゃったと言う経緯もあって。

繰り返しにはなるけれども、録音を楽しむ分には非常によく出来たディスクです。でも、今の自分であれば、このディスクを買うよりも、他にもっと音楽的に面白そうなDSD音源かSACDを探すだろうな。そう言う意味では、もう縁のないディスクなのかもしれない。「初めてのSACD」と言った意味で体験購入する分には、全く問題のない内容かと思われますよ。うん。