音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

Partners / Barbra Streisand (2014 ハイレゾ 48/24)

予備知識ゼロでAppleMusicから発見した1枚。そもそも大ベテランであるというバーブラ・ストライサンドと言う名前すら、初めて聞くものだったのだから。

そんな自分がAppleMusicで一発で酔いしれたのは、その甘さと非常にリスペクト精神に満ちたデュエットが珠玉の美しさを誇っていたからに他ならない。自分が所有している音源にはヴァン・モリソンの『DUETS』もあるが、あの作品もやはり共演者同士が楽曲に愛情を注いで曲を紡ぎ上げる姿が映し出されていたのを思い出した。ヴァン・モリソンは同性とのデュエット曲もあったが、バーブラ・ストライサンドは全曲男性とのデュエット。お互いに目で物を語りながら歌い上げているということがビシビシと伝わってくる楽曲の素晴らしさに、ただひたすらためいきが出るばかり。「こんなことをしてもいいの?」という、エルビス・プレスリーのボーカルを上手く使ったラストトラックでも、やはりなぜか時代を超えてお互いの愛情が感じられるほどなのだから、この作品のクオリティの高さも伝わってくれるだろう。

とにかく、聴いていて「愛情」という一言がずっと頭の中で回っていた作品でありました。このような作品にピンと来ることと、そこから何かを感じられるようになったと言うことは、自分は間違いなく大人になっているのだと実感するのであります。