音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Sonatas for Violin and Piano by Cesar Franck and Richard Strauss / Arabella Steinbacher & Robert Kulek (2014 SACD)

到着して2週間ほど。ようやく聴けた。

予備知識ゼロで購入したアルバムなのだけれども、大当たり。当たり前なのだけれども、ヴァイオリンも演奏者によって出音が全く異なってくるものなのだな。アラベラ・シュタインバッハーのヴァイオリンは尖っている部分が少なくて、それでも音は明瞭で、聴いていてうっとりとしてくる。伸びやかな感覚を受けますよ。ロベルト・クーレックのピアノもガツガツしていなくて、かといってナヨッとしているわけでもなく、メリハリの幅が広くてカッコいい。クラシックにカッコいいという表現はどこか頭が悪いような気がしないでもないけれども、でも、聴き終えた後の爽快感は「カッコいい!」の一言なのだよね。

ああ、交響曲の類いではなく、ソナタの類いも聴ける耳になっていたか。日々是成長ですな。