デュエットアルバム『Partners』を結構気に入っていたところに、『追憶』を聴いて一気にその世界に引き込まれた、バーブラ・ストレイサンド。図書館にそのベスト盤が収められていたので接収。
60年代の楽曲からスタートするベスト盤なので、もしかすると曲が古いかも?などと危惧していたが、そんなものは聴き始めた途端に吹き飛んでしまった。とにかく圧倒的な歌唱力。もういきなりノックアウトを喰らったわけですよ。そして60年代の楽曲にはサンソンで耳が慣れていたと言う発見が出来た。
70年代に入ると今に通じるコンテンポラリーな要素が入ってきて、いきなり現代的になるのだけれども、そこでは歌唱力に加えて抜群のリズム感で、時代に絶対に乗り遅れないバランス感覚をいかんなく発揮している。それもまた魅力的。
とにかく「歌が上手い」と言う事はこう言うことを意味するのだと、これでもかこれでもかと思わせ続けるコンパイル。Disc1を一気に聴いてしまった。それでもお腹いっぱいにならないところがまた見事だね。