音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

Dvorak,Grieg,Schumann:Piano Concertos / Kleiber, Matacic, Richter (1974,1976/2013 SACD)

送料抜きで700円という超破格にて購入。2枚組で、ドボルザーク、グリーグ、シューマンのピアノ協奏曲が楽しめる1枚。しかもピアニストはリヒテル。一度聴いてみたかった。

で、聴いてみたのだけれども、何、これ。指が完全に鍵盤に吸い付いているみたいだ。決して迂闊に流れるようなことはない。指がピタッと止まる。もちろん技巧が全てではない。弱音部はあくまでも繊細に、ガツンと決める部分では鍵盤を叩くかのように、自由自在にそのタッチをコントロールしているのがよく分かる。「こりゃ、おったまげたなぁ」と思いながら聴いていたけれども、本当に聴かせるんだわ、これが。グリーグとシューマンのそれはルプーによる演奏も持っていたけれども、あちらは比較して繊細さが表に出ているという印象。こちらは快活さが表に出ているという印象。

いや、そんな印象は聴き込んでいくうちに絶対に変わってくるな。クラシックを語る文脈を未だに持てないことに歯ぎしりしながら、それでもじっくりと聴いたのであります。

ちょっと待て。2枚で700円と言う事は、1枚350円か(絶句)。