しっかし、本当にヤンキー御用達の音楽であることよ!このベスト盤を通して聴いてよく分かった。とにかくアップテンポの曲の音色が汚すぎる。低音を持ち上げて、中域も持ち上げて、高域も持ち上げて、「ああ、そうか、これはミニバンで聴くための音楽なのか」と思うに至るのは簡単な話。今はそれを言いたいのではない。
驚いたのはバラード調の曲が非常に出来がよいこと。直感的に「あ、これはCHEMISTRYの流れを汲むアイドル系R&Bだ」と素直に思ったもの。あまりにもいいので、バラード調の曲だけでセレクションしちゃいましたよ。今後、このアルバムを聴く時はこのセレクションを聴くことにするわ。
まぁ、それでも、ミニバンで、女性と二人っきりでこのアルバムを流して「いいバラードだね」なんて口走ったら、それはそれで、やはりヤンキー以上でも以下でもないのでありますが。でもそう言うシチュエーションが簡単に思い浮かぶくらいには、ある程度よい意味でイージーな曲作りではあるのよ。「雰囲気作りまっせ。あとはお任せしまっせ」的な、ね。
ま、216円分の収穫は十分にありました。3枚組だから@72か。