音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Cross Road / Bon Jovi (1994 Deezer)

はい、来ました。「Deezer」。ロスレス配信。CD並みの音質で黒船がやって来ました。

で、ローンチ当日からぼちぼち使い、今日、本格的に掘り下げて使っているのだけれども、なんだか色々となんだかなぁと。ソフトのUIや検索結果表示の酷さにクラッと来るものの、それはまぁ、慣れの問題でコツさえ掴めばどうにかなる。

ただ問題は新譜カタログのあまりもの弱さと、自分が検索した限りでのAppleMusicに対する楽曲の少なさ。そしてどこか楽天Koboで水増しをした時の下手な作戦をほうふつさせるよ。例えば「Quincy Jones」と検索すると、それだけで300件近いアルバムがヒットするとかね。どう考えても、何かがおかしい。

それは極端だとして、メリットはもちろんある。音質はAppleMusicに比較すれば雲泥の差。でも、それはこのサービスの本質なので、当たり前なんだよね。じゃ、AppleMusicに対して2倍のお金を出す意味はどこにあるのか?その意味を見出す層はどう言った層なのか?などと考え始めると、ちょっと沼にはまる。

例えば、若い頃に聴いていた洋楽CDを全て処分してしまい、今になって聴いてみたいと言った中年層?CDは要らないけど、CD並みの音質で音楽を聴きたいという層?

…何かピンと来ない。

それにね。決定的な欠点は「この音質を持ち運べない」と言うこと。特定の機器を使えばなんとかなるらしいのだけれども、そこまではしたくない。スマホで楽しめないと訴求出来ないんじゃないかと。

まぁ、一ヶ月のトライアル期間なので、ちょっと使い倒して、もっと色々と考えてみますよ。考えないかもしれないけれども。

それにしても、あれだ。「CD音質でのストリーミングサービス」なんて響き、5年前だったら相当にワクワクしていただろうに、今となってはAppleMusicのカタログの強さの方をメリットと見る自分がいるのだものな。時代なんてそんなものか。