たまにはAppleMusicオススメの必聴アルバムでクラシックを聴いてみるか、のコーナー。
で、このようなものを発見。グルダとウィーンフィルとの見事な融和はベートーヴェンのピアノ協奏曲集で分かっていたつもりだったのだけれども、楽曲のタイプが大きく異なるモーツァルトにおいても、その融け合う感覚は遺憾なく発揮されている。
グルダの滑舌のよいピアノを、豊潤なウィーンフィルがサポートする構図は…なんだろう、黄金比に近いようなものまで感じられてしまうよ。
自分の中では、ややするとモーツァルトはバックグラウンドミュージックに成り下がり兼ねない存在なのだけれども、いやはや、このような熱量のある演奏を聴かされてしまうと、それのイメージを塗り替えなくてはなりませんな。
たまたまなのか何なのか、70年代録音の音源が手元に集まりやすい傾向にあるのだけれども、何と言いましょうか、クラシックに夢と華のある時代、もしかしたら、何かがまだ足りなかったからこそ、演奏者の意識が高い位置にあったのかもしれない、などとも思ってみたり。
と言うことで、CD、ポチりました。ああ、AppleMusicに仕込まれたこの手の罠にまた引っ掛かった。
【追記】
ああ、そうか!アナログ録音の全盛期だったんだ!そう言うことか!