夜に。
ああ、夜聴く音楽だね。それも今日のような月明かり眩しい夜ではなく、新月の闇を地を這うかのように歩くための音楽。これを今聴いていることに、精神的な他意はない。
藤圭子って暗いと言われているけれど、結構何と言うか、怨念を持ちつつもしたたかに生きていく女性像を歌っているように思えるんだよね。それってネガティブな生命力ってことじゃないかな。藤圭子に生命力を見出していることにも他意はない。
まぁ、リアルタイムで藤圭子を聴くことは結局なかったけれども(そもそもこのアルバム発売時に自分は生まれていない)、こうやって記録物として残っているものを楽しめるだけでも十分でありますよ。
そんなこんなでおやすみなさい。