音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

シベリウス:交響曲第3番&第4番 / ベルグルンド, ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 (1984,1988/2017 CD-DA)

思い立ってのシベリウス。このボックスセットは買ったはいいけれども、聴けていなかったもの。このうち1番&5番のバラ売りカップリングを持っていたのだよね。EMIからの音源分割でWarnerに版権が移った作品のリマスタ盤。これも廉価盤で安かったのだよね。

第3番は大地の咆吼。地平線の彼方まで見通せるような大地に足をつけて、自然の営みを俯瞰する。

第4番は流れゆく大河が大地を緩やかに削り、地形を生み出し、刻み込んでいく様を描き出す。

シベリウスは哲学的とも異なり、音楽的ともどこか異なり、やはり自然描写の写実派と幻想のハイブリッドであることよ。