音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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マーラー:交響曲第3盤 / フィッシャー, ブダペスト祝祭管弦楽団 (2017 SACD)

友人が持ち込んだディスクを再生。優秀録音盤とのこと。録音が優秀であることはさておいて、このマーラーの3番が1時間半超えの作品であると聞いて腰を抜かした。

実は、ジンマンのマーラー全集を予約していて、いつかは全部聴いてやると企んでいたのだけれども、そんな山が待ち構えていたとは。

で、このディスクは2枚組。その片割れを聴いて、もうそれだけでお腹いっぱいに。暗い、暗いマーラーだよ、これは。マーラーが明るいだなんてこれっぽっちも思ってはいないけれども、これは病的なまでに暗い。でも、そのような中でも妙にヒーローじみた作風が時折現われて、そう言ったところだけを拾って聴けば、実はマーラーもカッコいい音楽として楽しむことが出来ると証明されたような30分間でありました。