友人が持ち込んだディスクを再生。優秀録音盤とのこと。録音が優秀であることはさておいて、このマーラーの3番が1時間半超えの作品であると聞いて腰を抜かした。
実は、ジンマンのマーラー全集を予約していて、いつかは全部聴いてやると企んでいたのだけれども、そんな山が待ち構えていたとは。
で、このディスクは2枚組。その片割れを聴いて、もうそれだけでお腹いっぱいに。暗い、暗いマーラーだよ、これは。マーラーが明るいだなんてこれっぽっちも思ってはいないけれども、これは病的なまでに暗い。でも、そのような中でも妙にヒーローじみた作風が時折現われて、そう言ったところだけを拾って聴けば、実はマーラーもカッコいい音楽として楽しむことが出来ると証明されたような30分間でありました。