以前、どこかで聴いたことはあるのだけれども、その時には何も印象に残らなかったのだよね。ところがどっこい、今になってジャズへの理解が進んでから聴くと、実にユニークな試みのアルバムであることに気付かされる。演奏もアレンジも素晴らしい。
40を過ぎてからか、様々なジャンルの音楽に対して、抵抗なく受け入れられるようになったのは。邦楽歌謡曲育ちの人間でも、そのうちにどうにかなるもんだ。この先、どんな音楽人生が待っているのやら。なかなか楽しみになってきた。音楽を聴くだけのバカかと思っていたけれども、それはそれでなかなかに悪いことではないじゃないかと。