音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ヒンデミット:交響曲「画家マティス」他 / ヤルヴィ, フランクフルト放送交響楽団 (2019 CD-DA)

Hindemith? Who?

その読み方すら分からなかったのでありますよ。ヤルヴィのレコーディング新譜と言うことで購入した1枚。中身はと言うと…。

あら、20世紀の作曲家の割には聴きやすい。現代音楽ではなく、クラシックの伝統的なマナーに則っているので恐らくそう感じるのだろうと。かと言って聴きやすいと言える楽曲でもない。でも面白い。

何が面白いかって、それはあまり耳に馴染みのない演奏法を曲の中で使ってみたり、打楽器がこれでもかと言わんばかりに活躍するところなどが、こう、何と言いますかね、スカッとね、面白いのですよ。

ヤルヴィ一推しの作曲家のようで、その力の入り具合もまたいい感じに熱されていて、時折思わず力がこちらにまで乗り移ってくるようなシーンも。

果たして、なかなか楽しませてもらえた1時間でありました。