聴き始めた瞬間に変な笑いが出た。
ビーイングのヒットナンバーをDAIGOがカバーすると言う、企画以外の何物でもない企画盤。やっとディスカスで順番が回ってきた。
で、ある程度中身は想像していたのですよ。結構ひどい世界になっているんじゃないかなー、と言ううっすらとした想像が働いていた。けれども、その中身は、もっともっと斜め上を行く展開だった。
DAIGOのカラオケリサイタルで済むのならまだしも、あまりにも安っぽいトラックの作りのやっつけ仕事感が何とも言えず…たまらない。「あなただけ見つめてる」の歌詞じゃないけれども、これ「ヤバいハイテンション」としか言いようがない作りですよ。誰かがどこかでラリってる。こんなにイカれた企画カバーアルバム、久しぶりに聴いた気がする。
漂ってくるべきは90年代臭のはずなのに、なぜかそこはかとなく80年代の薫りがする。チープな薫りが。そんな不思議なカバーアルバム。
こう言う色物、好きに決まってるじゃないですか。