音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番~第6番 / カール・リヒター, ミュンヘン・バッハ管弦楽団 (1967/2016 SHM-SACD)

たとえ長調であっても、どこかもの悲しさを誘う側面があるのは、主旋律を取る楽器が時折切ない音で耳に訴えかけるからだろうか。日本生まれの日本育ちである自分は西欧に対する郷愁などと言うものを一切持ち合わせていないが、それでも何かに戻っていくような感覚を与えるのは、バッハの旋律の真髄とも言えるのかもしれない。

さておき、本当に欲しかったのです、このディスク。友人が持っていた物を聴いて際にえらく感動し、それ以来どうしても手に入れたかったのです。待ってかつ頑張った甲斐があった。何を頑張ったかは内緒の方向で(合法的手段に則って平和裡に入手しましたよ、もちろん)。