音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 / イザベル・ファウスト, ダニエル・ハーディング, マーラー室内管弦楽団 (2011 CD-DA)

女性ヴァイオリニストの好みは、イザベル・ファウストに行き着いた!

…と思う。なんだろう。ボディが非常にふくよかな響きを持った演奏家であるように思えるのだよね。ヒステリックだったり、軽薄だったりする要素が全くない。

それはもしかすると華々しさには欠けると言うことの裏返しなのかもしれないけれども、スター的な華ではなく、あくまでも演奏家としての音の華であるならば、この人はとてつもない物を持っているように感じられるのですよ。可憐なる美しさとでも言いましょうか。なかなかそういったポジションは難しいものがあるのでは、と思うのだよね。