音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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In The Court Of The Crimson King (Expanded & Remastered Original Album Mix) / King Crimson (1969/2014 ハイレゾ 96/24)

言わずと知れた『クリムゾン・キングの宮殿』。ついにPCMハイレゾで音源が解放されましたよ。HDtracksでね。

CDはもちろん持ってます。忘れた頃に聴くこともあります。が、ハイレゾの威力は結構なものがありますな。なによりも音の分離が見事。相当にオリジナルの音源をいじり倒してここまで作りこんだのだろうと思わせる凄まじさ。

ここまで来ると「本当の音源とは、どの音源を指すのだろうか?」と疑問に思わないでもないけれども、まぁ、いいのです。時代に沿った音源という物があってもいいのではないかと。

しかしプログロックはこの作品に始まりこの作品に終わると言っても過言ではないほどの、やはり完成度の高さ。贅肉が一切ないのだよね。暗くもありスイートでもあり激しくもありおどろおどろしくもあり。

個人的にはここで聴けるドラムの音が好きなのです。自在に音を刻みながらもまろやかなサウンド。これがこの時代のドラムの音。それもまたハイレゾ化されることによってブラッシュアップされておりますが。

ああ。この後にピンクフロイドの『狂気』のSACDでも聴こうかしら。オーソドックスなプログロックは結構好物よ?