音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

マーラー:交響曲第1番「巨人」 / ヴァンスカ, ミネソタ管弦楽団 (2019 SACD)

ええ。実はマーラーの1番はまだ1回も聴いたことがなかったのです。多分。

で、このディスクの到着を機に聴きましてね、正直驚きました。「え、これがマーラーなの?」と。

楽章毎にキャラクターがしっかりと独立している辺りが特に意外性が高い。ベートーヴェン辺りが少々アバンギャルドになったかの印象ですよ、これは。それ以外にも「これってロマン派の匂いがするな」とか「妙にバロック調だな」等と感じられる箇所も多数。

総じて勇ましさと優雅さが両立しているのですよ。後者がやや上回るのではないかと言うくらい。

もしかするとそれは指揮者と楽団の組み合わせが、この組み合わせだからなのかもしれない。基本的に端正な演奏になる組み合わせなのだよね。

となると、俄然、他の指揮者と楽団でのマーラー1番も気になって来るじゃないですか。

ああ、パンドラの箱をまた一つ開けてしまった。