タワーレコードのリマスタ再発企画物はなかなか興味がそそられる物が多い。これもその一つ。つい先日発売になった。
シュナイダーハンと言う名前は初耳なのだけれども、これがまた、非常に実直なヴァイオリンの演奏。
かと言って、四角四面な演奏ではなく、曲に対して真摯な姿勢が音に現れている印象。聴いてて疲れる要素がない。
現代現役のヴァイオリニストとは結構異なり、無駄なエッジを効かせない響きがまた心地よし。
自分の知らない演奏を、このような再発の形で触れる機会をもらえるというのは、実にいい時代にクラシック好きになったものだと巡り合わせの良さに感謝する次第。