90年代レイドバック。私の青春探訪記。続いてはこのアルバム。
このアルバムと言えば大久保駅のホームから眺めていた街の風景。自分が糸の切れた凧になりかけていた頃に愛聴していた作品。結局、その後15年近いトンネルに入り込むのだけれどもね。
その直前のジアゾな自分の陰影とでも称すればいいかな。もうこの時期には自分の人生は天然色ではなくなっていた。かと言って灰色でもない。濃淡が全て。ある意味において0か1の人生を歩み始めたのだな、この頃は。
何か強い光に当てられ、影は地面に焼きつけられ、それが足枷となり身動きも取れなくなっていた自分もそこにはいたわけで。それが青春の迷宮と言うやつなのだろうな。
それらを全て代弁している1枚。