音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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CHEMISTRY / CHEMISTRY (2019 FLAC)

今年「なんかいいな」と思いながらも再生回数を重ねきれなかった1枚特集。その8、だと思う。

Chemistry原点回帰の1枚。

「今さらChemistry?」と思う向きもあるかもしれない。そう言った方々に是非とも聴いて頂きたい1枚。「あ、Chemistryだ」と実感出来るはず。

声を聴けば「ああ、この二人ならではだな」とすぐに納得出来るボーカリゼーションと、この二人にこそ合うトラックの作りとが、久しぶりに「Chemistry」と表現して良い作品にしている。しっかりとした化学反応。

やっぱりこの二人のこの声にしっくりとくるトラックなるものがあるのですよ。こう言ったスタイルの洋楽のものまねではなく、邦楽としてのマナーに則った仕立てが、日本人的湿度を備えた音楽として成立させている。

まだまだヤンチャで背伸びをしていたあの二人がすっかり大人になって、聴かせるハーモニーを届けてくれている。それだけでも十分に聴く価値があると思わせるのですよ。

特集は以上!