音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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マーラー:交響曲第6番 / ヴァンスカ, ミネソタ管弦楽団 (2018 SACD)

久しぶりに紐解いた。

この組み合わせはマーラーを演奏しても、その印象は変わらないのだよね。基本的に彩度が高くて流麗。だから嵐が巻き起こる場面であっても、決して破綻寸前になったりもしない。

その丸く収まってしまうところが、かつて友人がコメントしていた「石橋を叩いて渡るようなマーラー」と言う発言に繋がっていたのではないかと、今ならば得心がいく。

無論、荒れ狂うマーラーも大好きだけれども、この組み合わせのように美しさで攻めるマーラーもありじゃないかと。いえ、むしろ歓迎です。