本作以降、解散までのPSY・Sの作品をリアルタイムで聴き込んでいないことに気がついた。
このアルバムでそれまでの雰囲気からガラッと変わり、今で言うオーガニックな雰囲気になり、自分が期待していた「デジタルなPSY・S」から大きく離れてしまったことが、リアルタイムで追いかけなくなった理由であったりもする。
今ならば聴けるのではないかと思い借りてみた次第。
結果、大正解。今になって聴いてみれば、相変わらず手の込んだサウンドメイキングが展開されていることがよく分かる。
タイトル通りの緩やかな雰囲気が全体的に漂いながらも、PSY・Sならではのスリリングな作風な楽曲も収録されていたりと、実にバラエティに富んでいる。
30年前の自分では分からなかった世界がここに潜んでいたとはね。