音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫ / ギレリス, セル, クリーヴランド管弦楽団 (1968/2015 SACD)

ギレリスもう一丁。

これまでギレリスにはガツンと鍵盤を抑えつけるようなイメージがあったのだけれども、じっくりと聴いてみると決してそんなことはなく、カラフルにタッチを変えては演奏に臨んでいることがよく分かる。

力強さが勝って耳に届いていただけであって、第2楽章での繊細な演奏は「これもギレリスのカラーの一つなのだな」と今さらながら再確認した次第でありますよ。

やっぱりこの人、凄いわ。

何をえらそうにと言われそうだけれども。