今、自分の中で旬なアッテルベリ。発送物第2弾がやって来ました。
この第1番&第5番も期待を裏切らない。特撮か大河か時代劇かと言わんばかりの、まるで劇伴のような楽曲たちと、その展開。
20世紀の作品だというのに、現代音楽的な難解さはゼロ。むしろ、その劇伴的な要素が、ある意味において20世紀的とも言えるかもしれない。
楽曲の展開は浪花節。言い換えれば「ドラマティック」。美味しいところを金管楽器がかっさらってしまうあたりもドラマティック。
第5番に至っては《葬送交響曲》との副題がついているにもかかわらず、盛り上がること盛り上がること。曲の最後の最後が葬送でした、とタネ明かしをされたような気分の楽曲で。
面白いです、アッテルベリ。ヤツはとんでもない鉱脈を与えてしまいました。
痛快!