邦題『ロマンティック』。
実は通して真っ当に聴くのは今晩が初めて。この超有名盤をスルーしてきた人生ですが、それは致し方ない。時代的に遭遇する機会がなかったのだから。
そのような恨み節はさておき、いや、実にロマンティック。AORサウンドの極みとはよく言ったものだ。こればかりはこの歳になってみないと、その本質のようなものが受け入れられないかもしれない。
いや、そのように否定的に語るのではなく、この手の音楽を素直にありのままに受け入れられるようになったと見るべきだろう。
それが歳を重ねると言うことだろうし、音楽的な経験値も重ねてきたことの証左だろうから。
いやいや、その様な小難しいことはどうでもいい。ただただ気持ちよい。心地よい。芳醇なこのサウンドメイキングは、さすがはデヴィッド・フォスターだと感服して、とにかく聴いていればそれでいいのではと。
思わずヘッドホンを取り出しちゃったものね。この緻密な音作りを、小音量で聴くのはもったいなさ過ぎる。
後日、大音量で楽しみます。
なんだか、今晩はAOR的な流れになってきてしまったな。