今まで全く疑問に思っていなかったのです。シューマンとショパンがカップリングされていることに。
今日、このディスクに目が止まった時「はて?なぜにショパンなのだろう?」と不思議に思ったクラシック初心者が私です。
これまでも聴いているディスクであるはずなのに、今になってそこに疑問を抱くとはね。
聴いてみてなるほど納得。なんとも叙情的なピアノが強烈に印象を残す、ある意味分かりやすいカップリングではありませんか。
シューマンは分かったような気になっていたのだけれども、このショパンとの組み合わせによって、よりその叙情性が深まり、理解することができたという、今さらながらの体たらく。
もちろんショパンに関しても、あ、これがショパンのピアノ協奏曲の味か、とこちらも今さら気がつくと言う始末。
もちろん、そこに気がつけただけでも良しとしましょう。そしてこの2者の共通性を浮き彫りにさせてくれた、アルゲリッチの演奏にも感謝を。