聴けば聴くほど、ソリストの放つ音の美しさ、快活さや荘厳さが引き立って聞こえてくる演奏。もちろん、アンサンブルであったり、オーケストラであったりに対しても、同様のことが言えるのですが。
峻厳と言う言葉でも形容されるこの録音ではあるけれども、自分にとっては溌剌と言う表現の方がしっくりきます。生命力に満ちあふれたブランデンブルクだと思うのです。
本日の再生環境がメインシステムではないので、スピーカーから出てくる音とは乖離している可能性はありますが、それにしても抜けのよいリマスタが施された、この曲にふさわしい色を持った音であります。
多幸感に包まれるブランデンブルク。本当に素敵な演奏であるかと。