音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

シューマン:交響曲第1番 / マイケル・ティルソン・トーマス, サンフランシスコ交響楽団 (2018 SACD)

第1番の頭2分を聴いただけで「あ、これは失敗だ…」と大後悔したのも束の間、その後、いきなりオーケストラの表情が変わり、トルクある推進力の上に軽妙なスピード感が乗り、自分にとって大当たりなシューマンに化けました。

何度かここに書いているように、「重い」シューマンは苦手なのです。自分にとってのシューマンは軽妙さがなくてはいけません。

その点において、このMTTとサンフランシスコ響によるシューマンは、ある種ハイブリッドな存在であるようにも思えます。

時折重さに繋がる影が見え隠れしながらも、全体像としてはカラッとしているシューマン。表情の変化の付け方に旨味があるとでも言えましょうか。自分が好んで聴いてきたタイプのシューマンにはなかった、やはりハイブリッドな表情を持ったシューマンなのですね。

これは相当気に入りましたよ。残り3曲も近日中に聴き…ます(予定)。