2020-07-01 ベートーヴェン:交響曲第3番 / ショルティ, シカゴ交響楽団 (1989/2018 CD-DA) Classical Music 気が向いたので、80年代のベートーヴェンの一例を。この演奏はオーケストラの中心を通る芯が太い。それも大地に鉄杭をしっかりと打ち付けたかのような、どっしりとした演奏。かといって、それが無駄に重厚なわけではなく、芯を中心として音を前方へと固めて飛ばしてるようなイメージなのだよね。自分が感じていた2010年代以降のオーケストラの印象は、これに比べると、自由度が高いと言う表現がしっくり来るのかもしれない。建築工法の違い、とでも言えばいいだろうか。