音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第3番 / ショルティ, シカゴ交響楽団 (1989/2018 CD-DA)

気が向いたので、80年代のベートーヴェンの一例を。

この演奏はオーケストラの中心を通る芯が太い。それも大地に鉄杭をしっかりと打ち付けたかのような、どっしりとした演奏。

かといって、それが無駄に重厚なわけではなく、芯を中心として音を前方へと固めて飛ばしてるようなイメージなのだよね。

自分が感じていた2010年代以降のオーケストラの印象は、これに比べると、自由度が高いと言う表現がしっくり来るのかもしれない。

建築工法の違い、とでも言えばいいだろうか。