音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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予襲復讐 / マキシマム ザ ホルモン (2013 FLAC)

「楽しい」と言う感情は、音楽を聴く上において当然の事ながら、相当に重要なものであるわけで。

ホルモンのこのアルバムは本当に楽しい。自虐もユーモアも、あえて笑いのド真ん中から外すセンスも、どれもこれも、楽しい。

何よりも、サビ以外何を歌っているのかさっぱり訳が分からない辺りが痛快じゃないですか。英語で歌っているならまだしも、日本語とおぼしき歌…スクリーモであるあたりが、これまたやはり見事ではないかと。

シンガロングできるのがサビだけと言う、実によく仕込まれた作り。スクリーモであっても、その気になればどうにかなる日本語で攻めているあたりが、くすぐるのですよ。

全部ひっくるめて実によく出来たエンタテインメント。それが恐らく本人達はこの上なく本気で演奏しているトラックに乗せられているあたりも、やはり、お見事なのですな。

楽しい、エンタテインメント、本気。そりゃ、7年経っても風化しないわけですよ。まだまだ実用に耐える。