音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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FiiO FH1s の話

とまぁ、FiiO FH1sの里親になったわけで、これを軽くエージングした後に、FiiO M5で全曲ランダム再生させてダラダラと聴いていたのです。

これが価格相応と言うレベルを軽く超えて、非常に「鳴らす」イヤホン。レンジの広さもさることながら、音数の多さも、音の余韻も、しっかりと鳴らしてくれるのです。FiiOにFiiOを組み合わせていることを差し引いて考えても、よく鳴ってくれるな、と。

「これはいい買い物をした」とホクホク顔で聴いていたら、悪魔が囁いたのですよ。自分の中の。

「FiiO M11 Pro SSで聴いてみたくない?」とね。

鳴らしてみましたよ。

悪くはない。決して悪くはない。しかし、何かが物足りないのです。端的に言うと、音が軽い。

「こんなはずじゃなかったのだけど?」と、またFiiO M5に戻すと、うん、濃いね、音が。

「DAPそのものの音の味付けのせいかな?」などと考えていたら、オーディオのお師匠様が言いましたよ。

「制動掛けすぎると生きないと思うよ?」と。

ははぁ。なるほど納得。色んな意味で「軽い」DAPだからこそ、このイヤホンが生きるわけですね。

勉強になりました。