音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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MOTOHARU SANO GREATEST SONGS COLLECTION 1980-2004 / 佐野元春 (2020 BSCD2)

もうインプリンティングされているEPICデイズの初期から中期にかけての曲よりも、後期の楽曲の、その中年の悲哀のようなものからやって来る歌詞と音楽の重さに、思わずズドンとやられてしまった。

リアルタイムでは全く理解が出来なかったその世界観が、正に「リアルに感じてしまうこの頃さ」と言う歌詞に表わされているような気分に。

結局の所、自分は佐野元春につかず離れずなどと思い込んでいただけで、そこへの憧れのようなものや、理解したいと言う意欲は相当あったのだなと思い知らされた次第。

自分が想像していた以上に、いいコンパイルだった。