音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番 / クライバー, ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1975,1976/2018 SACD)

クライバーが持つ魔術の一端に今日は触れられたような気がする。

音、楽器が現われるべきポイントで、それまで何も見えなかった闇から、突如として音が姿を現わすかのような演奏を引き出す。

その当然の事が、あまりにも自然を超えて自然な流れで行われ、魔術をふるう指揮者であるかのように美麗に表現されるものだから、より一層魅力的な指揮者に映るのだろう。

それこそが流麗とされるゆえんであるのかもしれない。

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