音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

Jealousy / X (1991/2016 BSCD2)

思い立って久しぶりに図書館へと足を運ぶ。図書館はたまに行くからこそ面白いCDを拾えるものであって。そうしょっちゅう通っていても在庫に変化が感じられず、すぐに通うことに飽きてしまうのです。

そんなこんなで今日はいい収穫が出来たのではないかと。その筆頭がこのアルバム。2016年のリマスタ物。まだ手に入れることは出来るけれども、買い勇む程の物でもないと言う絶妙な位置づけ。図書館にて接収するにふさわしい。

久しぶりに聴きましたが、以前は「飽きる、散漫」などと酷評していたのと、このアルバムがリリースされた当時でもそれほど面白いとは思わなかったはずなのに、今聴いてみると、実に面白い。Xの持つユニークさと言いますか、このバンドならではのジャンルレスごった煮感が、聴いている自分を退屈させない。

XはYOSHIKIのバンドなどでは決してなく、この5人のメンバーが揃ってこそのXだったのだなと、今になって実感するわけですよ。そこに思い至るまでに30年もかかったか。

蛇足。

このところ「面白い」と思える音楽のキャパが広がってしまった。特に過去に聴いていた作品で、それほど感銘も感動も、下手すると酷評に近い印象を抱いたものであっても、「面白い」と感じるようになってきたのだから、人間の感性なんてものは大して信用出来ない物かもしれないなどと思ってみたり。

その時々の感性の成熟度合いやブレによっても、感動のキャパは全く異なってくるのだと、身をもって実感させられている次第であります。

以上。

Jealousy