音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ブルックナー:交響曲第8番 / ティーレマン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2020 96/24)

20時過ぎにスコンと寝てしまい、3時前に目覚める。よく寝た。

こんな未明にはクラシック。購入して後、聴く機会がなかなか巡ってこなかったティーレマンとウィーン・フィルによるブルックナー。

ウィーン・フィルには失礼な言い方だけれども、非常に丁寧なブルックナー。シルクのように編み上げられた音が心地よい。

ティーレマンは堅実な指揮者だと思っているのだけれども、真面目なだけには陥らずに、音を引き出す力に優れていることが手に取るように分かる。

80分超えの長尺ブルックナーでも、その美しさに魅せられて、しっかりと聴けるのは素晴らしいこと。

色々なブルックナーをつまみ聴きしているけれども、現代の最新型ブルックナーとしては相当に理想的な形を持っているのではないかと。歴史あるブルックナーの演奏に対しても、決して劣るところのない魅力的な演奏。