音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第7番 / ネルソンス, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2019 96/24)

真夜中…自分にとっての早朝にふとクラシック音楽を聴きながら思ったこと。備忘録。

クラシック音楽に名演なるものは存在するかもしれないが、絶対的なリファレンスは存在しない。

かつ、名演と言っても、それは自分にとっての名演であればよく、評論家が賞賛する名演におもねる必要はない。

そして、名演は移ろうものであると自覚しておく必要もありそうだ。

そのような自前のウエイトのようなものを持っていないと、簡単に流されてしまうような少し怖い世界であることも、クラシック音楽の側面ではないかと。

とすると、クラシック沼に足をどっぷりと踏み込んだと自覚した身であっても、まだまだ沼の縁に立っているだけで、その先にある膨大かつ広大な沼の全体像を見渡せる位置にはいないということなのだな。

(ネルソンスはたまたまそのようなことを考えて聴いていたものであって、これが自分にとっての名演であるとは限らない。)