このアルバムのアレンジを担当した、大村雅朗の才能の凄さに圧倒されてみる土曜日の夕方。
全体的にとにかく格好いいよね。特にシモンズドラムの音の使い方とギターの絡め方に、吉川晃司独特の格好よさを引き出すセンスの素晴らしさを感じたのです。何を今さらと言われそうだけれども。
そして今になって気がついたことがもう一つ。
このアルバムはロック寄りのシティ・ポップと解釈しても面白いかもしれないと。意外とそのサウンドが都市的であることと、全体を覆うそこはかとないソリチュード、サウダージ、そう言った感覚が、この作品の独自性を引き出しているように思えるのですが。
いかがなものでしょうかね。