ロリン・マゼール『Great Recordings』(30CDs)より。
マゼールに関しては、CDラック最古参であるブラームス全集からの付き合い。とは言え、それ以外のマゼールの指揮による演奏をそれほど聴いている訳でもなく。
ふと思い立って「マゼールの全集のようなものはないか?」と調べてみると、Amazonのマーケットプレイスでこの30枚ボックスセットの中古が出ていたので購入した次第。状態も良く、これで送料込みの3,800円ならお安い物で。
前説は以上。
30枚のどこから手をつけようかとラインナップを眺めていたら、たまたまチャイコフスキーの名が目に飛び込んできた。それもこれまで聴いたことがない交響曲第4番を。
音の見通しが良く、楽器も溌剌と鳴っている。作品としてスッキリとしているのか、それともそう感じさせるマゼールの指揮によるものなのか。非常に聴きやすい。曲の作りが分かりやすい演奏とでも言えばいいだろうか。
この作品を初めて聴くのが、オールラウンダーのマゼールによるものだったのは、もしかするとラッキーだったのかもしれない。
と、まずはこのボックスセットの第一印象がこのように良かったので、他のディスクについても期待が持てている現状なり。例によってノンビリと思い出した頃にまた紐解きます。