音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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桜の木の下 / aiko (2000/2005 SACD)

たまにはSACDで聴いてみようかと。

今のように配信24bitがない時代には、CDよりも高音質で何かをリリースするとしたらSACDしか選択肢がなかったのだよね。

そういった音源は数あるけれども、それらも24bitや1bit配信されるようになっている今、SACDのフィジカルとしての意味合いはどこにあるのか、たまに考えたりもするわけで。

タワーレコードにおける限定物SACDと言った存在もあるけれども、それらですら、後に1bit配信されるようになったりもするわけでして。

もちろん「物」として手元に置いておける満足感もあるのだけれども、それだけでは存在の意義としては薄いな、と。

SACDのアドバンテージでもある5.1chで聴くことが出来る環境のある人は、SACDを2.0chで再生出来る環境にある人よりも数が少なくなるような気もするし、ますますもってその存在意義が薄くなっていくように思えてならないのです。

まさかの高音質配信の実現化という近未来が現実になった今現在において、SACDにこだわる理由はどこにあるのか、掘り下げて考えて行くとなかなかにこれは先が暗くなってしまうお話であるなと。

オーディオ自体が斜陽産業ですからね…。