第8番に挑む。
ブルックナーは後期に進むに従って、ロックで言うところのリフの音楽へと昇華されていくのだと、ようやく確信を持って聴けるようになった。
これまでは、なんとなく「和音の移動で作られた音楽みたいだな」と漠然と抱いていた印象が、今では「あ。リフか」と思えるようになったと言う事。
このネルソンスの指揮による演奏は、その点での自分にとっての解に自信を与えてくれる存在になってくれていることを実感。これまで何度か書いているように、彫りの深い演奏が、音楽としての構造を的確に聴き手である自分に伝えてくれているのだよね。
その他つれづれと「クラシック音楽への入口に正解はあるのか」やら「ブルックナーは嫌われているらしいがなぜか」とか「クラシック音楽は人が言うほど高尚な音楽でもないぞ」などと考えたりもしておりました。
そういった「ボンヤリとした考え」に頭を回す余裕があることが、ブルックナーを聴く上で大切な要素ではないかとも。余白が多いのでね。
つれづれと考えた内容については、そのうちに何かしらの形でまとめて見たいとは思うのだけれども、チラ裏ブログに書き殴ったことは、すぐに自分の頭から抜けてしまうからなぁ。