約1年ぶりのご無沙汰。
改めてヘッドホンでじっくりと対峙すると、色々な物が見えてくる。それだけ自分もこの1年間でクラシック音楽への理解が深まってきたと言うことなのだろうか。
逆巻くようなうねりを持った第1楽章から始まり、インバルさんのノリにノッた唸り声が象徴的な最終楽章まで、息もつかせぬ展開のマーラー5番。
この演奏に出逢っていなければ、自分がここまでクラシック音楽の沼にはまり込むこともなかっただろうにと、感慨もひとしお。
原点にして至高、とまでは言わないけれども、原点としてはいい契機になった演奏であることは間違いなく。
諸々を再確認、再認識するに至った65分間でありました。
4x歳最後の一日の、その始まりとなる楽曲としてはなかなかによい選曲であったような。