音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ドヴォルザーク:チェロ協奏曲&ハーバート:チェロ協奏曲第2番 / ゴーティエ・カピュソン, パーヴォ・ヤルヴィ, フランクフルト放送交響楽団 (2009 CD-DA)

ふとしたことからこのディスクの存在を知り、中古にて購入。既に絶版だったので。

敬愛するゴーティエ・カピュソンによるドヴォルザーク。指揮がパーヴォ・ヤルヴィと来れば、これを聴かないわけにはいかない。

その演奏はと言うと、うっとり、の一言。ゴーティエ・カピュソンのチェロは端正で美しいことが基本なのだけれども、その基本を外さない、実に美麗なドヴォルザーク。男性ながら目をハートにしながら聴いておりました。

そして自分にとっては初めてのハーバート。これまたなんとも歌心のある、チェロをじっくりと歌わせるコンチェルト。

有名なドヴォルザークのそれと、比較的存在が地味なハーバートのそれとの対比によるカップリングではあるけれども、聴きごたえはイーブン。

パーヴォ・ヤルヴィの指揮もチェロを上手に引き立てるもので、オケも安心して聴くことが出来た次第。

これが絶版になっているとは何とももったいないことで。2008年の録音であることを考慮に入れると、早すぎたコンビネーションだったのかもしれない。

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲